COLUMNコラム
ジム通いを続けるコツをメンタル面・施設面から解説|運動を継続する方法も
2024.5.26
ジムに行ってトレーニングをすれば、健康的で引き締まったボディラインに近づくのは事実です。しかしほとんどの人が、望む結果を手に入れる前にジム通いを挫折してしまうという現実があるのもまた事実でしょう。
モチベーションが不足しているから続かないと思われがちですが、ジム通いを続けるためにはモチベーションはそれほど重要ではありません。大切なのはマインドセットと施設面の条件です。これらを少し工夫すれば、ジム通いを続けられる可能性を高められます。
そんなジム通いが続くか心配な人に向け、こちらではジム通いを続けるコツを紹介していきます。ジム通いが続く人の特徴や仕事とジムを両立するコツを一緒に学んで、実践してみましょう!
1年後の継続率は4%未満!?ジム通いを続けるためのコツ
「ジムに通いたいけど続けられるか不安」と考える人は少なくありません。そもそも、ほとんどの人はジム通いに挫折してしまっています。新規会員の63%は3か月以内にジム通いを辞めてしまう、さらに1年後にジム通いを続けている人は4%にも満たないという調査結果もあるほど、ジム通いは難しいものなのです。
参照:National Library of Medicine
もちろん、ジムの事業者や経営形態によって継続率は上下しますが、これはなかなかに衝撃的な数字ではないでしょうか。
しかし少し工夫するだけで、ジム通いの継続率を上げることは可能です。それはジム通いをはじめる前に以下のポイントを抑えておくこと。
- メンタル面
- 施設面
両者のポイントを紹介していきます。
メンタル面~ジムが続く人の特徴
ジム通いが続く人の特徴には、以下のような点が挙げられます。
- ジムに通う目的が明確な人
- 短期間では効果が出ないことを理解している人
- 運動する曜日・時間を固定し習慣化できる人
ジム通いが続かない原因はモチベーション不足だと思われがちですが、そうではありません。モチベーション、つまり気持ちに波はつきものです。効果がなかなか出ない場合には下がるのが当然です。
そのため「やるぞ!!」といった一時の気持ちの盛り上がりだけでジム通いをはじめてしまうと早々に挫折してしまうでしょう。 ではどうすればジム通いを続けられる人になれるのか?
それには上記で挙げたようなマインドセットが重要になってきます。
目標を明確にする
目標のない行動には結果が伴わないものです。「流行だからなんとなく」といった程度ではすぐにジム通いを止めてしまうでしょう。
ジム通いを続けるためには、あなたがジムに通わなければいけない理由を作ってあげることが大切です。例えば、「ワンサイズ下の服を着ておしゃれを楽しみたい」といった感じです。
また、最終的な目標を決めたら、その目標までの道のりに小さな目標を設定しします。はじめから遠くの目標を目指していては、途中で心が折れてしまうからです。
最終目標までに小さな目標を刻むことで、目標をクリアできた成功体験を積み重ねていくことができます。
できれば、各目標には期限を設けておきましょう。期限を決めておかないと「いつかやればいい」といった気持ちに陥りがちで、そのいつかはおそらくやって来ません。目標は明確に、期限付きで決定しましょう。
短期間で結果を求めない
目標にもよりますが、例えばダイエットであれば結果が出るまでには最低でも1ヶ月~1ヶ月半の継続が必要といわれています。減量といった点では2週間~がひとつの目安です。
しかし一方で、早急に結果が欲しいからといって、半日以上運動したり、極端な食事制限をしたりと無理な計画を立てる人がいます。
こうした運動の仕方でも目標自体は達成できるかもしれませんが、達成後には運動も食事制限も一切のやる気を失ってしまう、いわゆる燃え尽き症候群に陥る可能性が高まります。
さらに、急な運動や食事制限から通常の生活に戻ることでリバウンドもしやすくなるでしょう。
また、これまで運動をあまりしてこなかった人が急激に運動を始めるとケガのリスクも高まります。ケガをして運動ができなくなってしまっては、ジム通いを続けるにあたって本末転倒。
効果はゆっくりしか現れないことを心に留めて、辛抱強くジムに通いつづけましょう。
ジムに行く曜日・時間を決めておく
人間はラクな方に流される生き物です。そのため「行ける時に行こう」では、そのうち行かなくなります。
対策としてはジムに行く曜日・時間を決めておくこと。はじめから「行かない」という選択肢を選べない環境を整えておけば、必然的にジム通いは続きます。
はじめは辛く感じることがあっても、習慣化してしまえば逆に「行かない」ことが気持ち悪くなってくるでしょう。
施設面~仕事とジムを両立するためのポイント
仕事とジムを両立させたい場合は、施設面にも留意しましょう。
- 通いやすい場所にあるジムを選ぶ
- 目的にあった設備があるジムを選ぶ
- 生活リズムにあった営業時間のジムを選ぶ
行きたいタイミングで行けなかったり、通うのに時間がかかる場所に立地していたりする場合は、ジムを変えることをおすすめします。また、有酸素運動をメインに行いたいのに無酸素運動のトレーニング器具が多いといったように、目的と器具の種類や数のズレもジム通い挫折の要因となり得ます。
通いやすい場所にあるジムを選ぶ
「“わざわざ”ジムに行かなければいけない」という心理的負担を減らす工夫はジム通いを続けるコツのひとつです。
ジム通いに慣れていない人は、まずジムに行くことを習慣づける必要があります。しかし慣れないうちは、ジムのためだけに外出するのは面倒だと、億劫になりがちです。
そのため、出勤ついでや帰宅ついでに寄れる場所にあるジムを選ぶようにしましょう。職場や学校から自宅までの帰り道などにジムがあれば、「帰り道だからついでに寄って帰ろう」と、気持ちのハードルが自然と下がります。
目的にあった設備があるジムを選ぶ
ジムで有酸素運動を行いたいのか、無酸素運動(筋トレ)を行いたいのか、さらに無酸素運動でもどのくらいの筋肉量をつけたいのかによって使用する設備は異なります。これらの目的や環境要因も考慮したいところです。
例えば「有酸素運動がしたくてジムに通っているのに、ランニングマシンは3台しかなく、いつも誰かが使用している状態」では、ジムに通う目的が達成できません。こうした場合は迷わずジムを変更しましょう。
生活リズムにあった営業時間のジムを選ぶ
極端な例ですが、ジムの営業時間が18:00までだった場合、17:30の定時後に駆け込んでも30分ほどしかトレーニングができないことになります。
少しでも残業になれば、その日のジムは諦めざるを得ません。残業が続けば、そのうち「ジムに行こう」という発想すら出てこなくなってくるでしょう。
ジム通いを続けるコツとして、生活リズムにマッチした営業時間のジムを選ぶことが大切です。残業が多い、勤務時間が不規則でいつジムに行けるか分からないといった人は24時間オープンしているジムを契約するなど工夫すると、ジム通いも続けやすくなるでしょう。
運動を習慣化する3つのポイント
運動を習慣化するには、ストレスなく続けることができる環境を整えることが重要になってきます。
- 自宅で隙間時間にできる
- 正確な動きで運動効果を高める
- 有料のサービスを利用してモチベーションにつなげる
ジム通いも良いのですが、先述したとおり、継続は狭き門です。また、移動時間などを考えると自宅でスキマ時間にトレーニングをした方が、時間的にも労力的にもロスが少なく済むのはいうまでもありません。
また、通うジムがパーソナルジムなどでない限り、トレーニングや運動の正しい動きをつきっきりで教えてくれるといったこともありません。運動やトレーニングは正しい動きで行わないと得られる効果も半減します。つまり、結果が出るのも遅くなってしまうのです。
まとめ
モチベーションだけでジム通いが続く人もいるでしょうが、ほとんどの人はモチベーションを維持できずに途中で挫折してしまうのが実情です。「モチベーションだけに頼るのは危険」と認識し、ジムに通い続けるための「メンタル面」「施設面」の両方の条件を押さえておく必要があるでしょう。
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